まぎれもなく、僕の日常。

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《読書録No.5》四月になれば彼女はー川村元気著ー

こんばんわ。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。悠祐です。

 

今日も小説を読み終わりました。

川村元気さんの《四月になれば彼女は》です。

 

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川村元気さんといえば、映画プロデューサーとしても有名な方で、君の名はのプロデューサーさんでもあります。また小説《世界から猫が消えたなら》も大ヒットし、小説家としても大変有名な方です。

 

じゃあ感想を。

 

感想

甘い恋愛小説じゃなかったなというのが一番の感想です。それは、別れ方がー、とか、死に別れとかよくあるものじゃなくて、現代のオトナと呼ばれる人たちが感じている恋愛に対しての冷めている感じが表現されていました。

僕は大人になるにつれて、自分の本当の気持ちを隠して影を持っている方がかっこいいという周りの変化に戸惑うようになりました。秘密がある方がいい、冷めている方がいい、オトナな対応ができる方がいい。逆を言えば何でもオープンにして、子供のような人は後ろ指さされやすいということ。

恋愛に関しても、本気で人を好きになることを「かっこ悪い」とか「女々しい」とか言うようになり、この変化はなんでだろうと思っていました。

主人公の藤代は、現代の表面化された「普通」が表現されていると思いました。いい職にもついて、趣味もあって、それなりにモテて、友達もいて。でも、それって本当に「普通」だし、流されてる、自分の意思が弱い、受け身といえばそうも思います。

それって、みんながマジョリティに合わせていく中で社会に適応するために身につけた鎧だし、いろんなものをあきらめて捨てていった《結果》だと思うんです。

それが悪いかといわれると分からないですが、それゆえに藤代は最後まで「迷い」がある。そんな風に感じました。

 

とても読みやすく、頭の中で勝手に実写化してしまうような小説でした。

ちなみに実写化したらキャストは

藤代:古川雄輝

ハル:広瀬すず

がいいなと勝手に妄想しています。(笑)