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まぎれもなく、僕の日常。

アイドルヲタクと介護とオナベ。

《読書録No.1》アリスのままでーリサ・ジェノヴァ著ー

 

 

こんばんわ、悠祐です。

 

小学生の時から本を読むのが好きで、そんなに多くはないけど毎年何冊か新しい本を読んでいます。ジャンルにもよりますが、僕が読む小説は現実ではない現実のような世界観に引き込まれ、絶対に体験しないような世界に飲み込まれていく感覚がとても楽しくてわくわくするので、本を読むのが好きです。

そんな大好きな本を、ただ読むだけではもったいないので、備忘録的な感じで、読んだ本をブログに乗せていこうと思います。

 

今回読んだのは《アリスのままで》という小説です。

 

ーーあらすじーー

50歳のアリスは、ハーバード大学言語学者として教鞭をとる傍ら、3人の子供と夫に囲まれて充実な生活を送っていました。

ところがある日、若年性アルツハイマーと診断される。

今までの生活をすべて失ってしまうんじゃないか。自分が自分でいられなくなってしまうという恐怖に陥り、自殺まで考えるようになったアリス。

その病気をきっかけに改めて気づく家族の絆と、その人らしさの守り方とは。

 

 

忘れていく日々、消えていく記憶、見えなくなっていくワタシ。それでもずっと残っていくもの。それを皆さんも体感してみてください。

 

 

僕は仕事柄、認知症の方とお話しすることも多いですし、ある程度の病気に対する知識もつけてきました。ですが、認知症当事者の方が、認知症という病気に対してどう思い、どう葛藤し、どう受け入れていくのか。それは現場に出てたくさんの方にお会いした今でも、完璧に理解することはできていないと思います。

できていたものが、できなくなっていくこと。人の名前がわからなくなること、物のつかい方がわからなくなること、自分というものがわからなくなるということ。それは恐怖なのか、それとも絶望なのか。

 

そんなことを考えながら読み進めていました。その人を中心とした人間関係形成の中でチームとして僕に何ができるのか、とか、認知症の中核症状とか初期の拒否とか、そんな難しいこともたくさん考えましたが、最後はやっぱり、人と人が笑いあうことがすべてなんだと思いました。