まぎれもなく、僕の日常。

アイドルヲタクと介護とオナベ。

【暗い内容】最期の場所

今僕は、地上からずっと高い場所にいます。去年の今日、僕の友人はこの高さから踏み出して、命を断ちました。

 

本当に突然のことでした。

僕が連絡をもらったのは年が明けてしばらくしてからで、SNSでしか繋がりがなかった僕は、それも仕方ないのだと思ってはいたけれどやっぱりやるせなかった。

 

彼女はまだ学生さんでした。男子校に通う学生さん。性別のことで悩んでいて、SNSを通じて問い合わせをもらい、そこから何度か連絡をした、くらいの中でした。ただ、彼女は僕を友人と呼んでくれて、僕もずっと付き合っていければいいな、いつか会いたいなと思っていました。

 

僕も言ったことのない土地で、彼女は自分の本当の姿を押し殺しながら周りからの声に耐え、それでもいつか自分らしくいきられるようにと希望を持って生きていました。

親からの理解を得られず、いつか東京に行きたい、一人暮らしがしたい、ピューロランドに行きたいと言っていたのが、僕が最後に連絡を取った彼女の言葉でした。

 

 

今この場所から見える景色と同じ高さから見た景色は彼女にどう映ったのだろう。何を思っていたのだろう。

 

僕は足が震えてとても踏み出せませんが、

其の恐怖に勝るものを彼女は背負っていたんだと思います。もしかしたら本当に死のうなんて思っていなかったのかもしれない。なにか、発作的に踏み出してしまったのかもしれない。

 

仕事が忙しいと、会いに行くことをしなかった僕は、もし会いに行けていたらと思ってしまいます。

 

 

LGBTのつながりで出会った人で、もう会うことのできなくなってしまった人はこれで4人目。もうこれ以上増やしたくはない。

 

12月は色々とフラッシュバックしてしまう月だけど、命の重みを感じながら、僕はまだ、講演にたちつづけたいとおもいます。

 

おわり。